オンワード商事、企業向けユニフォームの採寸・発注をデジタル化
2020/10/23 4:00 pm
オンワード商事は、メイキップ社が提供を開始するユニフォームオーダーシステム「UOS(ウオス)」を12月に導入し、採寸やオーダー集計業務などのデジタル化を推進する。直接人と対面してサイズを測る「採寸会」を減らし、さらに採寸用のサイズゲージや注文の集計作業といった業務を軽減させる。ユニフォーム業界での導入は初。
UOSは、ユニフォームを発注する企業の従業員が、社員番号などでログインすると、従業員が選ぶべきアイテムが表示される。発注するアイテムのサイズに不安がある場合、システムに組み込まれているサイズレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」を利用することで身体にあったサイズを、着用イメージとともに確認できる。アイテムとサイズを選択すると、発注が完了する。
発注情報はすべてデータで蓄積されるため、スムーズにオーダー集計が行える。これまで実施していた採寸会や、サイズゲージの製作が不要になり、採寸やオーダー集計業務、返品に関わるコストや無駄を削減する効果が見込めるという。
企業向けユニフォーム業界では従来、ユニフォームの発注を受ける際に、対面で体型を測る採寸会の実施や、サイズゲージを製作し実際に試着してサイズを選定する方法を行っており、個別データの集計などにも時間を要していた。しかし、昨今のコロナウイルス感染症の影響やサステナブルへの意識の高まりなどから、業務のデジタル化を推進するため、UOSの導入を決定した。