8月10日、「エキュートエディション横浜」がオープン
2020/08/17 6:00 am
横浜駅構内に8月10日、「エキュートエディション横浜」がオープンした。横浜に続き飯田橋(8月25日)、有楽町(8月31日)にもエキュートエディションが相次いでオープンする。首都圏のターミナル駅構内にエキナカ商業施設「エキュート」を展開しているJR東日本リテールネットは昨年11月に開業した渋谷スクランブルスクエアに「エキュートエディション」の第1号店を開設した。エキュートエディションはエキュートの特徴・強みを環境や利用シーン毎にカテゴリーを最適化して提供する編集型の新業態。渋谷スクランブルスクエアのエキュートエディションはスイーツ編集型、2施設目となるエキュートエディション横浜はカフェ、レストランを中心とした5店舗構成で編集した。
開設場所は横浜駅の中央南改札と南改札の間で、これまでは中央南改札と南改札は改札内を行き来できなかったが、エキュートエディション横浜の開発に合わせ通路ができたことで自由に行き来ができるようになり、同時に中央南改札エリアにエレベーターが4基ついたことで遠回りせずにホームから利用できるようにもなった。エキュートエディション横浜は新設されたコンコースの周辺に5店舗配置されている。オープンしたのは横浜DeNAベイスターズが展開する飲食店舗「&9(アンドナイン)」の2号店となる「COFFEE AND BEER &9」。オリジナルブレンドの上質なコーヒーと球団オリジナル醸造ビールを売りにしたビアカフェだ。横浜DeNAベイスターズ社長の岡村真悟氏は「ここ横浜駅は横浜だけでなく神奈川県全体の結節点として多くの人が行きかっているところ。ビアカフェ&9を通じて野球の素晴らしさであったり、横浜らしさのあるセンス、文化だったりが感じられ、そしてコロナを乗り越え、ほっと一息つける、人と人が語り合える場をつくっていきたい」と語った。その他の店舗は、新業態として寿司&日本酒バーの「横浜すし好」とワインバル、カフェの「matsu e mon YOKOHAMA」。農園や産地にこだわったコーヒー豆をハンドドリップで抽出したコーヒーが飲める「5 CROSSTIES COFFEE」もオープン。
食以外で登場したのが会員制シェアオフィスの「STATION DESK 横浜」。同シェアオフィスはJR東日本が手掛けているエキナカシェアオフィス事業で、すでに首都圏のJR駅にブースとディスク合わせ19箇所(横浜含む)に開設しており、20年度までに30カ所展開を目標にしている。
STATION DESK 横浜は個室タイプ全9席を備え、座席は車椅子対応可能なUNIVERSAL、作業に没頭できるSHELTER、ソファ席でリラックスできるCAVEと、ワークスタイルに合わせた全3タイプから選ぶことができる。Wi-Fi、電源、アロマ、BGMなどが完備され、空気環境対策として紫外線照射装置も導入されている。利用方法は専用Webサイトからの予約後、QRコード認証によって入退出。個人会員(専用Webサイトからの事前登録)と法人会員(JR東日本との契約法人)を対象とし、利用料金は15分の利用で250円(税別)。