ボーネルンド、夏休みの親子の過ごし方について調査
2020/08/06 1:18 pm
ボーネルンドは夏休みの親子の過ごし方に関する意識調査を行った。約8割が、今年は「親子で外出する予定が減り、範囲が狭まる」と回答。9割以上が「子どもをのびのびと遊ばせたい」と回答するも約9割が「子どもの遊ぶ機会が減る」と予想しているという結果がわかった。
調査は7月初旬に行った。保育園・幼稚園の年少児から小学校低学年の子どもを持つ全国の母親755人を対象に、「今年の夏休みの親子での過ごし方」についてインターネット調査を実施した。
97.0%の親が子どもの成長に遊び(テレビゲームなどを除く、子ども自身のからだを使って行う遊びを指す)が大切と考え、94.5%の親が夏休みに子どもをのびのびと遊ばせてあげたいと思っている一方で、89.2%の親が、今年の夏休みは子どもの遊ぶ機会が減ると思うと回答した。
また77.3%の親が、今年の夏休みに親子で予定を組んで出かける予定が昨年よりも減ると回答。出かける日数も、昨年で最も多かったのが「5日~9日」(29.5%)だったのに対し、今年は「出かける予定はない」(35.2%)が最多で、少ない日数ほど回答者が多い結果となった。さらに79.1%の親が、今年の夏休みに親子で外出する範囲が狭まると回答。また、出かける範囲は、昨年で最も多かったのが「遠くの県(地方をまたぐ県外)」(43.1%)だったのに対し、今年は「県内」(35.1%)が最多で、「市区町村内」(22.0%)が次点となり、半数以上が県をまたぐ外出を控えようとしていることが分かる結果となった。
すでに夏休みが始まっている地域もあるが夏休みを過ごすにあたって今年ならではの困りごともある。94.2%の親が、「出かけられる施設や場所に制限がある」(67.5%)など子どもとの過ごし方に関する悩みを回答した。「子どもが家の中でも楽しく過ごせる情報」(58.7%)が得られると嬉しい情報として最多となった。
遊びは子どもの健やかな成長に欠かすことができない。好奇心を育み、大きな成長のきっかけとなる遊び。それはウィズコロナの時代においても変わらない。ボーネルンドは調査の結果を受けて「新しい生活様式の中で、どうしたら子どもが遊び育つ機会を確保できるのか、その新しい方法を、社会全体で考えて実行する必要がある」とコメントした。
※画像はイメージです。Photo by Marisa Howenstine on Unsplash