虎屋、パリ店開業店40年を記念し「ピエール・エルメ」とコラボ
2020/08/03 12:52 pm
虎屋は「とらや パリ店」が開店から40周年を迎えたことを記念し、9月から「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーション商品を販売、特別展も開催する。ピエール・エルメ・パリとのコラボレーションではピエール・エルメ・パリの代表的なフレーバー「イスパハン」の風味を生かした菓子を作り上げた。イスパハンが和菓子とコラボするのは初。
小形羊羹「イスパハン」は最初に甘酸っぱいフランボワーズが香り、食べ進めると風味が広がる。最後にはバラの香りと羊羹本来の甘みが感じられる和菓子に仕上げた。パッケージには、イスパハンのフレーバーを表した3色の円を配置した。とらやの店舗やオンラインショップ、ピエール・エルメ・パリの国内の店舗で9月1日から販売する。価格は1本340円、5本入1850円。
またパリにちなんだ特製羊羹も作成した。カカオ珈琲羊羹「昼下がりのカフェ」はカカオ入りの煉羊羹、白煉羊羹、コーヒー入りの煉羊羹を合わせた、黒・白・茶からなる縦縞模様の羊羹。コーヒーとカカオの組み合わせが、パリのカフェでのひと時を思い起こさせるイメージだ。9月26日からとらや店舗とオンラインショップで販売する。価格は2000円。
「虎屋 赤坂ギャラリー」と「虎屋 京都ギャラリー」では、とらや パリ店40周年を記念した特別展を開催する。赤坂では「ようこそ! お菓子の国へ ―日本とフランス 甘い物語―」展を9月26日から2021年4月11まで、京都では「京の伝統産業×Paris×Wagashi」展を9月26日から11月1日まで行う。
とらや パリ店は「和菓子を通して日本文化を紹介したい」という思いのもと、1980年にオープンした。羊羹や最中、季節の生菓子などの伝統的な和菓子の他、パリ店オリジナル菓子も用意している。サロン・ド・テ(喫茶)では、和風のランチメニューも提供する。
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