三井不動産、「ミヤシタパーク」が7月28日より段階的開業 公園と商業一体型「レイヤード」の1号施設
2020/07/03 3:46 pm
三井不動産は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い開業を延期していた渋谷区立宮下公園の再開発施設「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」を7月28日より段階的に開業させる。公園と商業施設、ホテルが一体となった新しい形のミクストユース型施設で、このうち商業施設を「RAYARD(レイヤード)ミヤシタパーク」と称し、「レイヤード」を公園一体型商業施設ブランドと位置付けて、今後開発を進めていく。
ミヤシタパーク(敷地面積約1万740㎡)は、渋谷区立宮下公園、商業棟、ホテル棟で構成される。商業棟は南街区(1階~4階、1万1846㎡)と北街区(地下1階~3階、1万2018㎡)の2棟で、ホテルは北街区棟の上層階(4階~18階、240室)に入居する。
商業施設のレイヤードミヤシタパークは、約90店舗の物販・サービスと飲食・食物販で構成する。このうち約半数を占める物販・サービスが7月28日に開業し、次いで8月4日より飲食・食物販がオープンする。ホテル「シークエンス ミヤシタパーク」は、8月1日から営業を開始する。
段階的開業によって、開店景気にみられる短期間の来館集中を回避する。さらに館内の「3密」を避けるため当面の間、事前予約制および入場制限を実施する。
同社の新ブランド「レイヤード」とは、「年齢や性別を問わず誰もが訪れ楽しむことができる公園と、商業施設を一体化して運営することで新しい価値と体験を訪れる人に提供する」という新たな取り組みで、ロゴも作成した。緑の天蓋が施設全体を覆うようにして全体を公園としてデザインし、北街区3階には公園の緑が感じられる開放的な歩行空間を設ける。
名古屋市の中心地の久屋大通公園に9月18日に開業予定の「ヒサヤオオドオリパーク」が、レイヤードブランドの2号施設となる。
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