アイティフォー、コンタクトレス決済端末の開発を開始
2020/06/18 2:52 pm
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アイティフォー
アイティフォーは、キャッシュレス決済端末「iRITSpay(アイ・リッツペイ)決済ターミナル」の新製品の開発に着手した。クレジットカードのコンタクトレス決済やQRコード決済ができる無人販売用の組み込み型決済端末「iRITSpay決済ターミナルS1(エスワン)」を今年度上期中を目途に開発、下期の販売開始を目指す。
今回開発する組み込み型決済端末「iRITSpay決済ターミナルS1」は、磁気、接触型、コンタクトレスといった国際標準のクレジット決済が可能。さらに国内の主要QRコード決済にも対応する。QRコードを読み取るためのCCDカメラの設置も可能にする。組み込み型のため、端末が精算機の外に飛び出すこともなく省スペース化にも繋がる。ソフトウェアは、これまで蓄積してきた小売業向けのノウハウを活かして独自に開発しており、新たな決済手段にもアップデートだけで対応が可能となる。筐体は台湾のCastles Technology社のUPT1000F unattended terminalを採用している。
開発着手に合わせ、組み込み型決済端末を必要とする加盟店からの受付を開始している。
アイティフォーはこれまで、レジや受付カウンターに設置したり、百貨店や飲食店など端末を顧客の前に持ち運び、面前での決済を可能にしたりする対面販売用の据置型やポータブル型マルチ決済端末を提供してきた。新型コロナウイルスの影響を受け、現金のやり取りといった感染リスクを下げたいなどの理由から、社会のセルフ決済やキャッシュレス決済へのニーズが急速に拡大している。そのようなニーズに早急に対応するため、開発に着手することを決定した。