森ビル、虎ノ門ヒルズビジネスタワーの商業施設を開業

2020/06/15 1:43 pm

森ビルは6月11日、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」の商業施設を開業した。26の飲食店を集めた「虎ノ門横丁」や、エリア初の物販フロア、スーパーマーケットなど、全59店舗がオープン。2014年に森ビルが開発した「森タワー」と合わせて、虎ノ門ヒルズエリアの商業施設は82店舗、約1万1300平米となった。

 

ビジネスタワー商業施設の59店舗の内訳は物販7、食物販6、飲食46。主にビルの地下1階~地上3階に位置し、施設面積は約7600平米。地下1階が飲食・食物販、1階が食物販、2階が物販、3階が飲食フロアとなる。

3階にはシュラスコ料理「バルバッコア」などのレストラン6店と有名飲食店を集積した「虎ノ門横丁」をオープンした。もつ焼きの老舗「鳥茂 分店」をはじめ築地銀だこの新業態「築地金だこ」、銀座の本格割烹「虎ノ門酒場器楽亭+」、松濤の紹介制レストラン「ELEZO GATE」など人気・話題店がそろう。虎ノ門横丁ではスマートフォンアプリ「LINE」による順番待ちなどができるようにした。入場規制時にLINE上で整理券を発行。自分の順番が近づくか、規制が解除されると通知が表示される。またモバイルオーダー機能も搭載。忙しいランチでタイムでも店頭でスピーディーな受け渡しができる。さらに入店待ちも店頭に並ぶことなく、自分の順番が近づくと通知が表示される。待機人数も確認可能だ。

エリア初のスーパーマーケット「福島屋」

地下1階には虎ノ門エリア初となるスーパーマーケット「福島屋」とカジュアルな飲食店など9店を導入した。

1階には、ビジネスシーンに利用できる手土産が購入できる和菓子、スイーツ、ワインなどの食物販や、ジョエル・ロブションのカフェ&ブティックの新業態「LE CAFÉ LA BOUTIQUE de Joël Robuchon」など9店舗を揃えた。

2階には、書籍を中心としたライフスタイル店「SPBS TORANOMON」や、「アーバン・ファミマ!!」など、エリアのニーズに応える8店舗を集積した。

 

「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」は、虎ノ門ヒルズエリアで森ビルが手掛ける、森タワーに続く2番目のプロジェクトで、総貸室面積約9万6000平米のオフィスと、商業施設を擁する、地上36階建ての複合タワー。東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」や銀座線「虎ノ門駅」と地下で直結しており、1階には空港リムジンバスも発着可能なバスターミナルがある。今後「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(2021年1月竣工予定)、 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」(2020年6月6日開業)と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(2023年7月竣工予定)が加わり、エリアは区域面積7.5ha、延床面積80万平米となる。

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