名古屋三越栄店、ミレニアル世代の取り込みに本腰
2021/10/20 6:38 pm
名古屋三越栄店は、ミレニアル世代の取り込みに本腰を入れる。若手を中心とする社員でプロジェクトを発足。若い感性で新しい切り口のイベントを開き、ミレニアル世代の来店を促進する。第1弾は20~26日に実施。「CREATOR&ARTIST WEEK」と題し、東海地区や若手のクリエーターやアーティスト、計78人の作品を展示および販売する。
プロジェクトには、名古屋三越栄店の各部署から6人が集結。うち1人が2年目、2人が5年目だ。この3人を30~50代のバイヤーがサポートし、今年6月からミレニアル世代を呼び込めるイベントを検討してきた。
20日に始まった第1弾では「モノをつくる人」にフォーカス。地元である東海地区に住む、あるいは若手のクリエーターやアーティストに、百貨店で作品を販売する機会を提供する。
作品は7階の催物会場をメインに、3階や6階のイベントスペース、1階のアートギャラリー「アルテカーサ」に展示。東海地区のクリエーターやアーティストは「これからのつくりびと」として、「mossmile(モスマイル)」の苔テラリウム、「iwashikujira」の似顔絵、「カブクアジト」のシャツ、「弓削ナオミ」のイラストなど49人の作品が、若手のクリエーターやアーティストは「若手アーティストフェア」として、岐阜県恵那市出身の凛花さん、新谷圭子さん、小川万莉子さん、稲岡幸子さんら29人の日本画、洋画、版画、イラスト、水墨画などが、それぞれ登場する。
プロジェクトのメンバーである、営業統括部ライフスタイル営業部リビング担当の渡辺加奈子さんは「館全体で『つくるひと』をピックアップし、お客様と商品だけでなく、お客様とつくり手を繋ぐイベントになるよう尽力しています。1つ1つの作品に込められたこだわりを、ぜひ感じてください」とPRした。
第2弾も計画中。「共感」をキーワードに、地元で活躍するインフルエンサーと協業したイベントを開催する方針で、11月から交渉などを始める。