コロナ禍で全国百貨店の売上高は、まだ「復興途上」に過ぎない。日本百貨店協会が調査した全国百貨店(73社・191店)の2021年上半期(1~6月)売上高は1兆9924億円で、前年比(店舗数調整後)は10.3%増となった(表1参照)。新型コロナウイルスの影響が直撃した前年の大幅減(33.9%減)からプラスに転じたものの、コロナ禍以前の19年上半期と比べた前々年比では27.3%減となっており、依然として「7掛け」の厳しい消費環境から脱し切れて・・・
本記事は有料記事です。
以下からログインまたはユーザー登録を行ってください。