国産ウイスキーの新ブランド 5月19日発売 キリンビール
2020/05/01 4:03 pm
キリンビールは5月19日、国産ウイスキー「キリンウイスキー 陸」の販売を開始する。ウイスキーの新しい価値を提案するブランドとして手掛ける。スーパーなど全チャネルで販売。ビール販売で培ったノウハウを生かし変化の少ない洋酒売場を活性化させる。
特徴は様々な楽しみ方ができること。ウイスキーについてキリンビールが実施した調査によると、「自由で、解放されたい」、「いろいろな飲み方を楽しみたい」、「上質な時間を楽しみたい」など、主に気分に応えるウイスキーが求められていることが分かった。そのニーズに応えるべく、自由にウイスキーを楽しむことができる商品として「キリンウイスキー 陸」を発売する。ハイボールをはじめ、ホットや水割りなど、どのような飲み方でもおいしさが実感できる中味設計にした。
樽由来の味わいと甘みが感じられる、後味のキレが良い味わい。グレーンウイスキー主体の中味設計で、どんな飲み方でも楽しめる。パッケージは、白に黒文字とシンプルさを極めた。ラベル側面には、おすすめのおいしい飲み方や楽しみ方の注意事項を記載した。
キリンビールの国産ウイスキー事業の歴史は、1972年キリン・シーグラム社設立に始まり、それ以来国産のウイスキーを開発・発売してきた。1973年に稼働した富士御殿場蒸溜所は、モルト、グレーンウイスキー原酒両方をつくることができる世界的にもまれな蒸溜所。この蒸留所で作られたウイスキーはイギリスのウイスキー専門誌が主催する「ワールドウイスキーアワード」で過去3回「ワールドベストグレーンウイスキー」を獲得するなど世界でも高い評価を得ている。
4月21日には「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」を飲食店向けに発売。新しい価値を持った国産ウイスキー2ブランドで、新たなウイスキーの楽しみ方を広げ、ウイスキー市場のさらなる活性化を目指す。