京王百貨店、日本酒専門ECサイトをリリース 選びやすさ重視
2021/04/01 5:00 am
京王百貨店は25日、日本酒専門のECサイト「いっぽん-京王の酒日和-」をリリースした。家ナカ需要の拡大で、京王のネットショッピングサイトでも前年比2倍以上(20年9月~21年2月)の売上げとなっているなど好調な「酒カテゴリー」だが、日本酒は、ワインや焼酎と比べて「選び方がわからない」という声が多く、相談がしやすい店頭のシェアが高い傾向にある。サイトでは様々な切り口から特集を設け探しやすくした。
ターゲットはギフト購入目的の日本酒ビギナー層、コンセプトは「大切な人と過ごす日、ひとりでゆっくりしたい日、いつもの日……そんな日々にそっと寄り添ってくれる1本をお届けします。」とした。サイトでは、「価格帯」、「地域」、「ビギナー向け」、「ワイングラスで愉しむ」など特集を交えたさまざまな切り口から検索することもできる。コロナ禍で店頭に行きづらい中でのギフト選びや日本酒ビギナーの利便性向上を目指す。
選びやすさを重視し、商品には食卓をイメージしやすい商品写真を付けている。相性の良いメニューやシーンを提案する画像で、贈り先の好みに合わせてイメージしやすい。またコラムテイストの商品説明を採用し、蔵元での仕込み方法や日本酒の味わいなどが想像しやすい読み物風に紹介した。さらに香味タイプ別の分類マップも用意。香り・飲み口のタイプ別に、独自に「薫酒」、「熟酒」、「爽酒」、「醇酒」の4つに分類し、タイプごとの検索も可能とした。
リリース時のラインアップは約50種だが、今後、月替わりの特集や新商品を追加、品揃えを拡充する。外部サイトにも出品し、百貨店サイトユーザー以外との接点拡大も図っていく。
<商品一例>
<特集1>「大切な方に贈るとっておき」
1689年、秋田県横手市創業の「日の丸醸造」。同市を舞台にした同名ドラマをきっかけに誕生した銘酒です。低温冷蔵庫で1年以上寝かせ、滑らかで優しい甘さを引き出しています。まろやかな中辛口で、アヒージョなどのオイルを使用した料理との相性が良い一品です。
300年以上の伝統を引継ぎ、北海道・旭川の地酒を手掛ける「男山」。海外でも広く知られる日本酒の一つです。口当たりはとろりと甘く、後味はキリッとした辛口というバランスの良い味わいで、煮付けや味噌、チーズなど味付けが濃い料理と合わせるとより酒の風味が引き立ちます。
1625年創業、石川県金沢市最古の酒蔵「福光屋」。純米酒のみを造る酒蔵厳選の原酒(加水前の日本酒)は、辛口ながらお米の甘みと旨みが濃醇。一般的な日本酒よりもアルコール度数が高く、飲む時の温度によって味わいの変化を楽しめます。和食のほか、生ハムやチーズなどと合わせるのもおすすめです。
<特集2>「日本酒ビギナーさん注目」
1751年、兵庫県神戸市に創業した「神戸酒心館」。酒造りに適した環境と確かな技術で、国内外の日本酒品評会で多くの賞を受賞する銘酒を生み出しました。米の豊かな風味に、すっとキレの良い後味で、幅広い料理に合わせやすいのも人気のポイント。そのまま味わっても、チーズやテリーヌなどの洋風おつまみと一緒に飲んでも香りが引き立ちます。
新潟県長岡市で200年以上の歴史を持つ「朝日酒造」。カジュアルに日本酒を楽しみたいという方や若い世代も手に取りやすい値ごろ感でありながら上品な味わいの日本酒です。洋梨やメロンのような華やかな甘みにクリアな後味が飲みやすく、カルパッチョなどの酸味のある前菜やバジルやハーブを使った洋食とのマリアージュもおすすめです。
1922年、新潟県魚沼市に創業した「八海醸造」。日本酒愛飲家にもビギナーにも親しまれる、スッキリとしたバランスの良い味わいで知られています。辛口ながら飲みやすく、あっさりとした和食から揚げ物まで相性抜群。自分用にもちょっとしたギフトにも適した一本です。
<特集3>「ワイングラスでおしゃれに愉しむ」
最近注目の、ワイングラスでオシャレに香りを楽しむ飲み方におすすめの日本酒を紹介します。
<特集4>「MADE IN 東京」
良質の地下水や伏流水に恵まれる東京では、今も酒造りが盛んに行われています。「地元のものを贈りたい」という声に応え、東京の蔵元の日本酒を特集します。
※酒類は20歳以上の年齢であることを確認できない場合にはご注文はお受けできません。価格は全て税込みです。